Ishimaru's ブログ

2022.04.06
水回り

エコキュートはタンクの容量が選べます。

給湯機の中でも主流のひとつ【エコキュート】。多くのご家庭がエコキュートを取り入れていますが、容量が選べるって知っていましたか?


エコキュートはタンクの容量が選べます。


エコキュートは、あらかじめ沸かしておいたお湯をタンクに貯蔵・保温して利用する仕組みです。

そのため、使うお湯の量がタンクの容量よりも多い場合、お湯切れを起こしてしまうことがあります。お湯切れが起こると、お風呂の保温ができなくなったり、シャワーを浴びているときに急に冷たい水になってしまったり…。

そんな不運をさけるために、エコキュートのタンク容量は余裕を持って選ぶ必要があります。


エコキュートのサイズは主に3種類


エコキュートのサイズは、どのメーカーも基本的に『370ℓ』『460ℓ』『550ℓ』の3種類を主として展開しています

大きいものにすればそれだけ安心感がありますが、本体の金額もあがるし、電気代も水道代も高くなってしまいます。

そのため、お湯をほとんど使わない家庭のために、節水・節電性の高い300ℓ以下のエコキュートを展開しているメーカーさんもあります。

でも、数字で言われてもピンときませんよね????


1日に使うお湯の量を考える


エコキュートの容量を決める上で重要なのは『1日に使うお湯の量』です。

洗い物の量や使用方法にもよりますが、一般的には

お風呂(湯船に貯めるお湯):180~200ℓ/1回

シャワー:80ℓ/1回

洗面・手洗い・洗い物等:120~200ℓ/1日

と言われています。これを基準に考えていくと良いでしょう。


タンクの容量と実際に使えるお湯の量は違う


例えば4人家族が別々にお風呂に入る場合

お風呂のお湯(180ℓ) + シャワー(80ℓ×4人=320ℓ) + 手洗い等(120ℓ) = 620ℓ

となり、お湯が530ℓないと足りないということになり、『じゃあうちは、一番大きい550ℓでも足りないかも…』と考えがちですが、実はちょっと違います。

なぜなら、タンクに貯めているお湯は実際に使うお湯よりも高温で貯めてあり、使うときにはそのお湯に水を混ぜて出てくるため、タンクお湯よりも使えるお湯の量が増えるからなんです。

例えばお風呂のお湯を40度で設定している場合、タンクに溜まっている高温のお湯(だいたい80度くらい)に水を混ぜて40度にしているんですね。

そのため実際に使えるお湯の量は、タンクの容量の約2倍になるんです。

つまり、1日およそ620ℓを使うご家庭なら、エコキュートの容量は370ℓあれば足りるということになります。


家族の人数による容量目安


3~5人家族 370ℓ

4~7人家族 460ℓ

5~8人家族 550ℓ

こちらが目安となります。2人暮らしでしたら、300ℓ以下を検討してみてもいいですね。

ただしこれはあくまでも目安となり、ご家庭によって実際に使う量には差が出てきます。

例えば同じ4人家族でも、全員が成人しているご家庭と、小さいお子さんを合わせて4人家族では使うお湯の量が違ってくるでしょうし、全員がシャワー派というご家庭や、昼と夜の2回お風呂を沸かすご家庭では、使う量お湯の量が変わってきますよね。

このように一番湯量に違いが出るのは、『お風呂』と『シャワー』です。家族の使い方を考えて、通常よりもお湯を多く使いそうだな~という場合には、推奨サイズよりもワンサイズ大きいものを選ぶのも安心ですね。

途中で使い切っても沸かしなおすことはできますが、その分無駄に電気代がかかることになってしまうので…。


エコキュートのサイズを賢く選んで快適&エコに


本体代金を抑えるためにぎりぎりの容量を選んだら、毎回沸かしなおしが必要になって、結局電気代が高くなってしまった…

家を建てる当初は子供が小さかったから一緒に入っていたけど、数年後には一人で入るようになり、容量を大きくしないとお湯が足りなくなってしまった…

なんてことになると、せっかくのエコ商品が逆にもったいないことになってしまいます。

エコキュートの機能をフルに活かして快適でエコに暮らすためにも、今回のブログを参考にしていただけると嬉しいです。

 

☟関連ブログはこちら☟

『エコキュートのお手入れ、してますか?』

『エコキュートが凍ってお湯が出ない!』

 

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