Ishimaru's ブログ

2023.09.26
住宅豆知識

棚をDIYする場合はここに注意して!

DIYで壁に棚を付けたい!そんな時に注意するポイントを纏めました。

飾り棚


棚をDIYする場合はここに注意して!


YoutubeなんかのDIY動画を見ながら、自分もやってみよう!と思われる方も多いのでは?

DIYでよく行われるのが、壁に棚や吊り金具などを取り付けるというもの。

比較的簡単にできるため初心者でも始めやすいのですが、注意しなくてはいけないのは『壁が何でできているのか?』ということ。


石膏ボードにご注意を!


一般的な壁は『石膏ボード』と呼ばれるもので出来ており、実はこの石膏ボードにはネジがうまく留まってくれないんです。

無理にねじ込んでもすぐにボロっと取れてしまい、取り付けたものが落ちてしまうことがあり大変危険です。

時計などの比較的軽い物であれば問題ないですが、大きめの棚や物を置くことを考えるとちょっと怖いですよね…。

そこで、棚などを取り付けたい場所の壁が石膏ボードかどうかを調べる方法と、石膏ボードだった場合に棚を付ける方法をご紹介します。


壁が石膏ボードかどうかを調べる方法


壁が石膏ボードかどうかは、実はあるもので簡単に調べることが可能です。それは『画鋲・プッシュピン』です。

石膏ボードはその名の通り石膏で出来ており、そこに画鋲を差し込むと、先っぽに白い石膏の粉がついてきます。白い粉がついてきた場合、石膏ボードとみて間違いないです。

粉がついてこない場合は、ベニヤなどの木の板が使われているため、そのままネジなどを打っても問題ありません。

問題は石膏ボードだった場合。どうすれば棚の取付ができるのでしょうか?


下地があれば取り付け可能


石膏ボードの場合でも、下地がある位置には棚の取付が可能です。

下地とは、石膏ボードの下に通っている木材のこと。

壁の奥には柱などの木材が縦横に張り巡らされており、下地がある場所であれば木材にネジが留まるため、棚の取付が可能です。

下地が横向きに通っているのか、縦向きに通っているのかで、取付位置が変わってきます。(一般的には横向きに通っていることが多いですが…)


下地位置・向きの簡単な調べ方


この下地の位置を調べるのに便利なものが、100均に売っています。それは『強力磁石』です。

棚をつけたいなーと思っている場所周辺に磁石を這わせてみてください。すると、ピタッとくっつく場所があるはずです。

これは壁の下にあるクギにくっついています。このクギは石膏ボードと下地を留めているクギ、つまりそこには下地が通っているということになります。

そこから水平に磁石を動かしてくっつく場所があれば横に下地が通っており、垂直に磁石を動かしてくっつく場所があれば縦に下地が通っています

磁石で下地を見つけたら、鉛筆で印を付けましょう。そこから少しずらしたところにネジを打てば、強度の強い棚を作ることが出来ます。


ネジが短いと意味ないです!


下地があっても、下地にネジが届かないと意味がありません。

壁に使われる石膏ボードの厚みは一般的に12.5㎜あるため、それより短いネジの場合、下地に届かないため意味がありません。

壁に取り付けるものの厚みと石膏ボードの厚みを足した合計よりも、数センチ余裕があるネジを選ばなくてはいけない点に注意しましょう。


下地が理想の場所にない場合…


下地が理想の場所になくて、思った場所に取付できない…。そんな場合は『石膏ボードアンカー』が便利です。

ホームセンターなどに売っているこの石膏ボードアンカーは数百円で手に入り、アンカーをボードにねじ込んでからネジ止めすれば、石膏ボードにも棚を付けることが可能です。

ただし下地に留める場合よりは強度が弱くなることが多く、耐荷重は商品によって異なります。棚の重さや棚に乗せるものの重さを考慮してアンカーを選びましょう。


まとめ


以上、壁に棚を付ける際の注意点をご紹介しました。

壁が石膏ボードだった場合は下地があるかをチェックし、下地がない場合は石膏ボードアンカーを使用しましょう。

それでも不安な場合は、我々工務店や大工さんに相談してみてくださいね。

 

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