- 2025.11.18
- 住宅豆知識
部屋干しするなら石油ストーブはNG!!
急に寒くなってきて、いよいよ本格的な冬の到来ですね。
天気が悪い日が多くて気温も低いこの季節、お洗濯ものを部屋干しする機会が増える方もいらっしゃるのでは?
部屋干しするなら石油ストーブはNG!!
ランドリームールなどがない場合は、ご家族が集まるリビングや寝室などに部屋干しをする方が多いと思います。 お部屋の中は暖房器具を使うので暖かくて、洗濯物も早く乾きそうですよね! でも、実は部屋干ししたお部屋で石油ヒーター(石油ストーブ)を使うのはあまりおススメできないって、ご存じでしたか?
その理由はズバリ**【湿度(しつど)】**にあるんです!
石油ストーブを使うと、お部屋の湿度が上がる?!
「え?ストーブで乾燥するんじゃないの?」って思われるかもしれませんが、実は、石油ストーブ(や石油ファンヒーター)は、灯油を燃焼させてお部屋を暖めますよね。 この灯油が燃えるときに、たくさんの水蒸気(水分)を発生させているんです!
そこへ、お洗濯ものが乾くときに蒸発した水分も加わって、ストーブから出た水蒸気と一緒にお部屋の中にどんどん漂い始めます…!
この二つから出た大量の水蒸気が、お部屋の湿度を一気に引き上げてしまうんですね。 すると…そう!あのイヤ~な**【結露(けつろ)】**が発生しやすくなってしまうんです。
「温度」と「湿度」が高い = 結露が発生しやすい!
石油ストーブとお洗濯ものから発生した水蒸気に加えて、ストーブからの熱気でお部屋の温度が上がります。 すると当然、寒~い外の気温との差が大きくなりますよね。 その結果、お部屋の窓ガラスなど、特に断熱性の低い部分で結露が発生しやすくなってしまいます。
結露って、見た目が悪いだけじゃなくて、ジメジメしたところを放っておくとカビの発生を促したり… カビは、アレルギーの原因になるなど体の健康にも良くないですし、お家の柱などを傷めてしまう可能性もあって、家の健康にも良くないんです。
このように、ただでさえ水蒸気を発生させてしまう「部屋干し」と、さらに水蒸気を発生させる「石油ストーブ」の組み合わせは、結露を引き起こす可能性がとっても高くなってしまうので、注意が必要なんですね!
エアコンや電気ヒーターなら大丈夫♪
とはいえ、熱源がないと洗濯物も乾きにくいし、リビングや寝室で干している方は寒くてどうしようもないですよね。
そんな時には、石油ストーブ以外の暖房機器、例えばエアコンや、ハロゲンヒーター、セラミックファンヒーターなどの、灯油を使わない暖房機器を使用するのがおススメです。
これらの暖房機器は、お部屋の気温はしっかり上げてくれますが、湿気(水蒸気)は発生させません。 特にエアコンの場合は、逆に運転中はお部屋を乾燥させる傾向があるので、部屋干しには向いているんですよ。
※ちなみに、ガスファンヒーターも石油ストーブと同じように水蒸気を発生させますので、部屋干し中はご注意くださいね※
「どうしても石油ストーブを使いたい!」そんな時は「除湿機」を!
「うーん、でもエアコンだけじゃ足元が寒いし、やっぱり石油ストーブの暖かさが好きなんだよね…」 そんな場合もありますよね。
そんな時は、【除湿機(じょしつき)】を一緒に使うようにしましょう! 除湿機を使うことで、お部屋の上がりすぎた湿度をしっかり下げて、結露を防ぐことができます。 しかも、お洗濯ものもさらに早く乾くので一石二鳥です。
※冬場の寒い時期に除湿機を使う場合は、気温が低くても除湿能力が落ちにくい「デシカント式」の除湿機がおススメです※
冬の結露対策は「湿度コントロール」がとっても重要!
以上、今回は「部屋干し」と「石油ストーブ」の組み合わせについてご紹介しました。
冬のイヤ~な結露は、**「外の寒さ」と「室内の暖かさ&湿度の高さ」**で発生します。 湿度をぐんぐん上げてしまう部屋干しと、石油ストーブを一緒に使うのを避けた方が良い理由は、ここにあったんですね。
これから本格化する冬、「部屋干しするよ~」という時や、「なんだか最近、結露が気になるなぁ」という時に、ぜひ参考にしてみてください。
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福井県坂井市三国町にある工務店『石丸ハウスセンター』
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