Ishimaru's ブログ

2021.08.28
住宅豆知識

延べ床面積とは?

夢のマイホームを建てることになったら、できれば広い家がいいな、と考える人もいることでしょう。そんな家の広さに深くかかわってくるのが「延床面積」です。ここでは、延床面積が一体どのようなものなのか具体的に見ていきましょう。


延べ床面積とは?


延べ床面積とは、各階の床の面積を足したものをいいます。

例えば、1階が50㎡、2階が50㎡の家の場合、延べ床面積は100㎡ということになります。

家の広さを見る上で、延べ床面積は非常にわかりやすい数字になります。


延べ床面積に含まれない場所


家の中のスペースでも、一定の条件内であれば延べ床面積に含まれない場所があります。

どんなところが該当するのでしょうか?

 

・ロフト

天井の高さが1.4mかつ、はしごが固定されていなければ、ロフトは延べ床面積に含まれません。

また、ロフトの面積は設置する階の1/2以下である必要があります。

・玄関ポーチ、ベランダ、バルコニー

これらも延べ床面積には含まれません。ただし、バルコニーは外壁から2メートルを超える場合、超えた部分は延べ床面積に含まれます。

・吹抜け

吹き抜けのように、床がない部分は延べ床面積には含まれません。

 

以上が延べ床面積からは省かれる場所です。面積を広げずとも空間を有効利用できる場所になりますが、延べ床面積は増えないとはいえ、価格はアップしますので注意が必要です。


間違いやすい用語


家を買う際や建てる際に、延べ床面積と並んでよく出てくる用語があります。中でも「面積」についての用語は多数あり、分かりにくいですよね。よく出てくる「面積」用語をまとめて紹介します。

 

・建築面積

家を真上から見た時の面積。建坪とも言います。ほとんどの場合が1階の面積と同等になります。

平屋の場合は延べ床面積とイコールになる場合もあります。

・施工面積

バルコニー、玄関ポーチなど延べ床面積に算入されない部分を含めた面積。一般的には、延べ床面積よりも大きくなります。

家の価格にも大きく関わってくるのが施工面積です。

・敷地面積

土地面積ともいい、真上から見たときの敷地の広さのこと。

 

建築用語にはいろいろな言葉がありますが、面積ではこの3つを抑えておけばほぼ問題ないでしょう。


延べ床面積の目安は?


延べ床面積の意味はお分かりいただけたかと思いますが、実際住む家としてはどれくらいが目安なのでしょうか?

こちらに関しては、国土交通省が基本水準を出しています。

 

3人家族の場合
最低居住面積水準:40㎡=約12.1坪(35㎡=約10.6坪)
誘導居住面積水準:100㎡=約30.3坪(87.5㎡=約26.5坪)
※()内は3~5歳児が1名いる場合

4人家族の場合
最低居住面積水準:50㎡=15.1坪(45㎡=約13.6坪)
誘導居住面積水準:125㎡=37.8坪(112.5㎡=約34坪)
※()内は3~5歳児が1名いる場合

 

最低居住面積は、これだけは絶対に必要な面積。健康で文化的な生活を送れる最低限の水準の為、家としてはかなり狭くなります。

誘導居住面積水準は、豊かな生活を送れる水準とされています。

この結果を見ると、一般的な1世帯の住宅なら、30~40坪程度あれば十分な生活ができるといってもいいかもしれませんね。

 

ちなみに、全国の延べ床面積ランキングを見ると

1位 富山県 177.03㎡(53.55坪)

最下位 東京都 90.68㎡(27.48坪)

と、倍近い面積差があるんですね~。

 

全国平均は122.32㎡(37坪)ですので、やはり30~40坪あれば十分生活できることが出来ることがわかります

私たちにの住む福井県は、全国2位の1473.29㎡(52.42坪)!

昔からの2世帯の家はかなり大きな家も多いですが、近年建てられる1世帯の家は、実際にも40坪前後が多いです。


まとめ


以上、本日は延べ床面積についてご紹介しました。

家族の人数やどのような暮らしをしたいかで、必要な延べ床面積は変わってきます。

家を買う際、建てる際の参考にしてみてくださいね~♪

 

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