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2022.08.22
リフォームお役立ち情報

家のメンテナンスの目安時期って?

新築を建てた後、長く快適に暮らすためには定期的なメンテナンスが重要です。


家のメンテナンス目安時期って?


家は購入したら終わりではなく、定期的なメンテナンスが必要になってきます。

長い間住み続けてている間に、風雨や日々の暮らしの中での破損、経年劣化などによって家もどんどんダメージを受けていきます。

そのダメージを放置してしまうと家の寿命にも影響を及ぼしかねないため、長く快適に暮らすためにもメンテナンスは非常に重要になってきます。

そして、メンテナンスにはお金がかかりますので、どのタイミングでどれくらいのお金がかかるのかをある程度把握しておくのが望ましいです。

そこで今回は、メンテナンスの目安時期と、項目ごとの費用目安をご紹介します。


いつ何が必要?家のメンテナンスのタイミング


〇築10年ころのメンテナンス

・外壁塗装(100~150万円程度)

築10年ごろの外壁には痛みや色あせが出てくることがあります。

使用している外壁材や初めの塗装の種類によっては15年程度持つ場合もありますが、塗装の見直しを10年と設定しているメーカーさんも多いです。

この頃の外壁のメンテナンスは、再度塗装することで色あせをカバーし、耐久性を高めることで十分でしょう。

・コーキングの打ち直し(5~20万円程度)

外壁の塗装と一緒に行っておきたいのが『コーキング』の打ち直しです。

コーキングとは、外壁パネル同士の間に施してあるゴムのような繋ぎのことで、水の侵入を防ぐ効果があります。

このコーキングは、日光や風雨、暑さ寒さによって劣化していくため、10年程度での打ち直しを推奨しています。

外壁を塗装する際に、コーキングの傷み具合も一緒にチェックして、必要に応じて対応するのが望ましいです。

・屋根の塗装(40~80万円程度)

屋根の塗装も、10年を目安にするのが良いでしょう。

屋根の上は外壁と違いあまり目が届かないので放置しがちですが、屋根は外壁よりも日光や風雨の影響を受けやすく、実は傷みが早い場所です。

屋根の傷みを放置してしまうと、色あせだけでなく、コケが生えたり、ひび割れや滑落、反りが発生する場合があり、雨漏りにつながる可能性があります。

塗装には屋根材を保護する役割もあるため、定期的な塗り直しで長持ちさせることができます。

・壁紙(1か所1万円~)

内装壁紙も、傷みや汚れが気になってくる時期が10年程度です。

地震が起こるなど家が大きく揺れたとき、壁材のつなぎ目部分の壁紙にひび割れが入ったりすることもあります。

壁紙の劣化が家の性能を大きく落とすことはありませんが、いつまでもきれいに心地よく過ごすためにも破れや汚れが目立ち始めたら張替えを検討してみてください。

 

※足場設置費用について※

外壁や屋根の塗装、修繕には【足場】が必要になります。

足場とは職人が登って作業をする仮設設備のことで、これがないと工事ができません。

足場のレンタル費は、広さとレンタル回数によって決まります。家の広さにもよりますが、1回当たり20~30万円程度かかることが多いです。

何度も足場をレンタルするとその都度金額がかかってくるので、例えば外壁の修繕をするときに、コーキングと屋根の修繕も一緒にしてしまう方がトータル的にお得になります。

もちろん各場所の劣化具合にもよりますが、1~2年後にまた足場を組む…なんてことがないように、業者さんに足場を使っての修繕が必要な個所がないかを確認しておくのがおススメです。

 

〇築20年ころのメンテナンス

・住設備の劣化や故障

築20年ころから、給湯設備や水道管、空調やトイレ・キッチンなどの設備にも不具合が出てくることが多いです。

金額は修繕ヶ所によって様々ですが、メンテナンスで直るようなものなら1万円程度、部品交換で2~5万円程度、トイレやキッチンの設備を丸ごと交換となると、数十万~数百万になることもあります。

これらの故障は直接生活に影響しますので、もしもの時に備えてメンテナンス費用を貯蓄しておくことが大切です。

 

〇築30年ころのメンテナンス

・外壁の張替え(2~300万円程度)

10年ごとに外壁の塗装メンテナンスを行っていても、本体自体が劣化してきます。30年を超えたあたりで張替えるのがベターでしょう。

張替えの方法は大きく分けて2種類あり、今ある外壁の上から新しい外壁材を張り付ける『上張り』と、古い外壁を解体撤去して新しい壁を貼り付ける方法に分けられます。

上張りのメリットは、解体費用がかからず、時間と金額を抑えることができる点です。半面デメリットとしては、壁の厚みが増す(窓周りなどが気になります)ことと、外壁内部の傷みまでは直せないという点です。

解体撤去してからの張替えは、外壁下地等内部の傷みもチェックできるので、見えない劣化なども発見、修繕が可能です。老朽化が激しい外壁や、より長持ちさせたいときに向いているといえるでしょう。半面、金額は上張りと比べると2~40万円ほどアップし、日数も4~5日程度長くなります。

 

・建具の交換(5~20万円程度)

30年くらい経過すると、建具にも痛みが出てきます。軋みや開閉困難、建付け不良や破損が見られたら交換や修理を検討しましょう。

丁番やドアノブのような部品のみの故障や、調整で直るものであれば数千円~1万円程度で済むこともありますが、本体ごと交換が必要な場合は5~20万/1か所くらいかかります。

特にリビングなど頻繁に使う場所の建具の劣化は早い傾向にありますので注意しましょう。

また、同時期に玄関ドアの劣化も気になる場合は交換・メンテナンスを行うことをおススメします。

 

・生活スタイルの変化に合わせたリフォームも視野に

築30年ころになると、メンテナンスではなく、家族構成や生活スタイルの変化によるリフォームの需要も増えてきます。

お子さんが成長して家を出ていった、または結婚して家族が増えた…、足腰が弱くなってきてあまり2階を使わなくなった…などなど、劣化した個所の修繕ではなく、ライフスタイルの変化に合わせて快適に暮らすためのリフォームをすることで、より長く暮らしていただけるようになります。

費用は規模によって大きく変わりますが、小規模なら100万円~300万円程度、フルリフォームなら1千万円~2千万円台くらいが目安です。


定期的なメンテナンスで長く快適に


以上、本日は新築のメンテナンス時期と金額の目安についてご紹介しました。

定期的にメンテナンスしてあげることで家は長持ちし、ずっと快適に暮らすことができます。また、ライフスタイルに合わせてリフォームできるのも一戸建ての魅力の一つですね。

メンテナンス時期と費用を意識して、それに向けて貯蓄しておくことも大切です。

家は建てて終わりではありません。その後の暮らしを豊かにするためにも、定期的なメンテナンスを忘れずに行いましょうね♪

 

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