- 2024.05.27
- 住宅豆知識
その除湿機で大丈夫?!効果的な除湿機の選び方
梅雨の湿気を取るために除湿機を買ったけど、あんまり効果がないように感じる…それ、機種の選び方を間違っているかも…。
その除湿機で大丈夫?!効果的な除湿機の選び方
梅雨の重苦しい湿気を取るのに重宝する【除湿機】ですが、実は大きく分けて4つの種類があるのをご存じでしたか?
種類を間違えると、全然除湿できなかったり、無駄に電気代が高くなってしまったり…。
安いから悪い、高いから良い…というわけではなく、大切なのは『除湿方式』なんです。今日はそんな除湿機の種類と選び方をご紹介します。
①コンプレッサー式
取り込んだ空気を冷やすことで湿気を水滴化してタンクに貯めるのがコンプレッサー式です。
冷たい飲み物を注いだコップの周りに水滴がつくのと同じ原理を利用しています。
空気を冷やすことで除湿するため、気温が高いときは効果絶大ですが、気温が低い時期には除湿効果が大幅ダウンします。
梅雨時期や夏場にはこちらのコンプレッサー式が最適ですが、冬の部屋干しには不向きです。
また、コンプレッサー式は音が大きいのがデメリットです。
②デシカント式
デシカント式とは、ゼオライトという乾燥剤と熱を使って除湿する方式のことを言います。
熱を発するため冬場でも除湿性能を十分に発揮しますが、部屋の温度がってしまうので夏場の居室などでの利用には不向きです。
また、消費電力はコンプレッサー式と比べると2~3倍になるのがネックと言えます。
③ハイブリット式
コンプレッサー式とデシカント式を気温に合わせて切り替えて使えるタイプです。
年間を通じて十分な除湿性能を発揮しつつ快適に利用でき、電気代を抑えることが可能です。
デメリットとしては本体が大きく重くなり、本体価格も高くなります。
④ペルチェ式
ペルチェ素子という熱電素子の性質を利用して除湿するタイプです。
コンプレッサー式のように空気を冷却して除湿するため、冬には不向きです。
他の除湿機と比べると非常にコンパクトで運転音も小さいため、クローゼット内やトイレなどの狭い空間で使うのに最適です。
ただし他の方式と比べると除湿能力が低いため、居室などの除湿や衣類乾燥目的で使うのには向きません。あくまで小スペースでの利用が目的です。
性能もチェック!
以上、4つの除湿方式とそれぞれの最適な利用シーンをご紹介しました。
除湿機を選ぶうえで、もうひとつ重要なのが、『除湿性能』です。
部屋の広さに合わせた性能のものを選ばないとしっかり除湿できない可能性があります。除湿性能は、1日何リットル除湿できるか?何畳まで対応しているか?で記載されているので、部屋の広さによって選びましょう。
また、部屋干しの時に除湿したいのであれば、衣類乾燥用の除湿機がお勧めです。
衣類乾燥用除湿機とは、除湿機能に加えて送風機能が付いたもので、風を当てることで洗濯物の水分を気化させ、その湿気を除湿することで早く乾かすことが出来ます。
使う場所やシーンに合わせて選びましょう。
除湿機はどれを選ぶかが重要!
梅雨時期や夏場に、広い部屋の除湿に使いたいならコンプレッサー式が向いていて、秋冬に部屋干し衣類の乾燥を早めたいならデシカント式、年中使いたいならハイブリット式、狭い場所の除湿ならペルチェ式、
といったように、使う場所や時期によってどの除湿機が向いているかは変わってきます。
そして除湿性能が環境に合っているかなど、それぞれの特性と価格・電気代を比較しながらベストな除湿機を選びましょう!
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