Ishimaru's ブログ

2022.08.02
家づくりお役立ち情報

高性能化リフォームという選択肢を

持ち家を持つ = 新築のイメージが強いと思いますが、近年、リフォームにもどんどん注目が集まってきています。


性能向上リフォームという選択肢を


リフォームというと、部屋の一部や水回りを修繕するなど、『古い家を直して住む』というイメージが強いと思います。

そのため特に若い方には抵抗があり、古い家を出て新築を建てる方が多いです。

しかし最近は技術の向上もあり、間取りやデザインを変えるだけでなく、家の性能自体をアップさせる【高性能化リフォーム】に人気が出てきています。


性能向上リフォームとは?


性能向上リフォームとは

・断熱性能を向上させる

・耐震性能を上げる

・バリアフリー化

・省エネ化

といったように、家の性能や利便性を高めることを目的とした大幅リフォームのことを指します。

古い家は見た目が傷んでくるだけでなく、地震に対する耐久性が弱かったり、暑さ寒さに弱いといった点が新築よりもどうしても劣ってしまう部分でした。

性能向上リフォームを行うことで、見た目や故障部分の改修だけでなく、家自体の性能をアップし、新築にも目劣りしない家に生まれ変わらせることが可能です。


なぜ今、性能向上リフォームが選ばれているのか?


ではなぜ今、性能向上リフォームが選ばれるようになってきているのでしょうか?

その背景には様々な問題が含まれています。

・金銭的事情

近年の社会情勢の影響での建築資材や備品類の大幅な高騰により、家の価格は数年前と比べるとかなり上がってきています。

建築資材以外でも、食材や生活必需品などの値段も高騰してきており、生活費負担も増えてきています。

つまり、『家にかけられるお金は減ってきているのに、家の値段が上がってきている』という状況になってきているんです。

また、金利も上昇傾向にあるため、金融機関から借りれるお金の額も減る可能性があります。

さらに新築を建てる場合、土地が必要になり、当然土地の購入にもお金がかかります。

規模にもよりますが、土地と新築の価格を合わせると、3500万円から4000万円程度が必要になってくるでしょう。

その点、性能向上リフォームの場合、全体を大幅にリフォームした場合でも、土地+新築の金額よりも大幅にコストダウンできることが多いです。

持ち家をリフォームする場合はもちろんですが、安い中古物件を購入する場合でも、価格は安くなることがあります。

そのため、最近の価格高騰や物価上昇、金利上昇の状況下において、性能向上リフォームは金銭的にもおススメであるといえます。

※既存住宅の状況によっては、新築のほうが安くなる場合もありますので、中古物件の購入前にリフォーム業者に問い合わせるのがおススメです※

・空き家問題

現在、日本には約6200万戸の住宅があるとされており、そのうちの13.5%、つまり約840万戸が空き家であるといわれています。

空き家になってしまった家はそのまま放置されることが多く、安全面や見た目にもあまりよくありません。また、空き家が増えることで、過疎化や地域の荒廃にもつながってしまいます。

性能向上リフォームは、古くなった家を新しく生まれ変わらせることで快適な暮らしを提供し、人口の流出を防ぎ、地域活性化につながる一面も持っています。

家族が残してくれた思い出の家を大切にしたい!という思いからリフォームをされる方も多いです。

また、近年は田舎暮らしにあこがれる方も多く、空き家の性能向上リフォームによって移住者を呼び込んでいる自治体もあります。

・少子高齢化

少子高齢化や核家族化が進み、高齢の夫婦が二人暮らしという家庭が多くなってきています。

高齢夫婦の住む家の多くは築数十年の家が多く、そういった古い家は、耐震性・断熱性共に低いもの。

高齢の方になるとヒートショックなどの健康問題も重要ですし、バリアフリー化なども含め、性能向上リフォームを望まれる方が増えています。

・各種補助金

家の性能を向上させるためのリフォームには、国や自治体から補助金が出る場合があります

例えば2022年8月現在実施中の長期優良住宅化リフォーム補助金では、最大250万円の補助を受けることが可能です。

毎年補助制度は変わりますが、断熱や耐震、バリアフリー化などの工事には、ほぼ毎年なにかしらの補助金が出ることが多いです。

補助金を受けることで、お得にリフォームが可能なのも、性能向上リフォームのメリットと言えます。


リフォーム方法は要望に合わせることが可能


性能向上リフォームは、お客様の要望に合わせて行うことができます。

新築に近い断熱性、耐震性を持たせたい場合は、今ある家を柱だけの状態にしてから断熱材や耐震構造を付け加えていくため、大がかりな工事になり費用も高くなります。

寒さ対策の場合は、良く使う部屋だけ断熱をする『部分断熱』という方法もおススメです。例えば2階はほとんど使わないのであれば、1階部分だけを重点的に断熱したりすることが可能です。

耐震性能に関しては、部分的に行っても性能を十分に高めることは難しいですが、家の補強という意味では一定の効果を発揮することができます。


性能だけでなく、間取りやデザインも


もちろん、間取りやデザインも変更可能です。

外壁を張り替えたりクロスを変えたりすることだけでなく、部屋の大きさを変更したり、位置を変えたり、畳をフローリングにしたりと様々なリフォームが可能になります。

古い和風の家を、洋風な見た目に変えることもできますし、家の中の設備も新しくすることができます。

間取りに関しては現在の柱や梁の位置に依存する部分があるため新築ほどの自由度は見込めませんが、使い勝手から見た目も性能も大きく変化させることが可能です。


新築だけでない選択肢も


本日は、性能向上リフォームについてご紹介しました。

家を持つというと、一番に思い浮かぶのが『新築』だと思います。リフォームというと、古いものを何とか直して住むというネガティブなイメージを持っている方も少なくありません。

ですが近年はその技術の向上から、性能、デザイン共に新築に負けないくらいのリフォームが可能になってきています。

空き家問題や過疎化が深刻で、物価や金利高騰が騒がれている今、性能向上リフォームは、新築に並ぶ、住まいの選択肢になるのではないかと思います。

 

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